第6回ACT全国研修福岡大会
~ ACTの拡がりを見据えて ~


福岡大会 終了しました!
ご参加どうもありがとうございました。 来年は北海道帯広大会です。
日程:2015年10月10日・11日
会場:とかちプラザ&帯広市民文化ホール

 ACTの実践は年々広がりを見せており、チーム数も毎年増加しています。また、我が国にはACTの制度がないため、各チームとも工夫をしながら運営を行っており、運営方法も様々です。さらに、短期入院が定着してきたこと、軽症化が進む一方、発達障害がベースにある精神疾患の増加も見られ、それに伴いACT対象者像も広がる可能性があります。このように様々な広がりがある一方で、ACTの理念や基本構造が多様化していく懸念は否めません。
 これからACTはどのような形で広がっていくのか、また、どのような広がりとすべきなのか、今大会を通して改めて考える機会としたいと思います。

General Outline

会期2014年11月8日(土)~11月9日(日)
会場九州産業大学(福岡県福岡市東区松香台2-3-1)
アクセスマップwww.kyusan-u.ac.jp/guide/map/access.html
参加費(事前申込)ACT全国ネットワーク 会員 3,000円 / 非会員 8,000円
参加費(当日申込)ACT全国ネットワーク 会員 5,000円 / 非会員 10,000円



開催案内(PDF)のダウンロード

Time table

2日間のタイムテーブルです(クリックで拡大画像が表示されます)。

program

講演1 「希望のつくり方」(東京大学社会科学研究所 教授 玄田有史)
 私たち支援者に欠かせない姿勢、それは障がい者の希望に耳を傾けることです。しかし、実際の支援に携わっていると、障がい者やその家族、そして支援者でさえも希望を見失いかけそうになる瞬間を感じたことがあるのではないでしょうか。そこで玄田有史氏に「希望の作り方」についてご講話いただき、日頃の生活の中から希望を見出すヒントを処方していただきます。

講演2 「ACTへの期待ーわが国精神科医療の条件」(心理社会的精神医学研究所 所長 西園昌久)
 西園昌久氏には、精神科医療の中でACTがどのような役割を担うことができるのかをお話いただきながら、日本の精神科医療改革の中でのACTの可能性について、ヒントを得る機会にしたいと思います。

【分科会】
1. ACTの経営基盤となる制度を知る(原子英樹:TACT、吉本博昭:i-ACT、上利博美:ACTーK、池田克之:そらいろ、座長:増子徳幸)
 我が国にはACTの制度がないため、様々な医療福祉制度を活用して実践を行う必要があります。本分科会では、ACTを実践するために活用できる制度についての理解を深めます。具体的には、精神科診療所、訪問看護ステーション、生活訓練、相談支援、就労移行支援についての制度を学びます。

2. ACTの実践A ACTにおけるケースマネージメント(吉田光爾:日本社会事業大学、梁田英麿:S-ACT)
 ケースマネージメントには仲介型モデル、介護保険モデル、ACTモデルなど様々なモデルがあります。本分科会では、ACTの実践で活用するケースマネージメントについて理解します。

3. ACTの実践B 健康自己管理の支援(三品桂子:花園大学、早川紗耶香:同志社大学大学院)
 クライシスプラン、IMR、WSM、当事者研究など自分の健康を自分でコントロールするための支援について学びます。

4. 危機介入(団体会員限定)(藤田大輔:ACTーZero岡山)
ACTにおける危機介入について、どのような支援体制でどのような支援技法を用いて対応していくのか、事例を通して学びます。

5. ACT入門(1) 歴史、理念、基本構造(西尾雅明:S-ACT)
ACTの歴史及び基本的な枠組みや理念について理解を深めます。

6. ACTにおける心理教育(渡邉真里子:ちはやACTクリニック)
本人及び家族の心理教育をACTの実践場面でどのように行うのか、基礎知識の学習から演習を用いた実践技術の習得を目指します。

7. ACTの実践C 生活スキルの獲得とセルフマネジメントの支援(木下秀明、藤川太球磨:NACT)
重度の精神障害者が自分の生活をどのように組み立てていくのか、生活スキルの獲得や時間管理や日中の過ごし方についての支援方法について学びます。

8. ACTで使える訪問型個別SST(土屋徹:Office 夢風舎)
アウトリーチ支援における個別SSTの基礎知識の学習と実際のロールプレイを活用した実践技術の習得を目指します。

9. 3年未満スタッフ交流会(団体会員限定)(櫻井孝二:CMHT)
各チームの3年未満スタッフによる交流会。日々の葛藤や不安など本音を通して分かち合い、支え合い、学び合いを行います。

10. ACT入門(2) リカバリー、ストレングスモデルとACT(伊藤順一郎:国立精神保健研究所、久永文恵:地域精神保健福祉機構)
ACTで重要な理念となる「リカバリー」、「ストレングスモデル」についての概念を学びます。

11. アウトリーチでできる認知行動療法(定員50名・有料講座)(佐藤さやか:国立精神保健研究所、田中さやか:大阪府立精神医療センター)
 アウトリーチでできる認知行動療法をACTの実践場面でどのように行うのか、基礎知識の学習から演習を用いた実践技術の習得を目指します。

12. 家族交流スペース(宮崎富夫:五筑会、藤島芙美子:ふくおか家族連絡会、末安良光:あかつき会)
ACT利用者家族による交流を目的とした企画です。親亡き後の不安や、日々の関わりについてなどリラックスした雰囲気で、本音を通して分かち合い、支え合い、学び合いを行います。

13. ACT利用者・家族の声(山田創、Teamピア)
ACTユーザーの生の声を語ってもらいます。コーディネーターは利用者・家族からACT利用前後の変化や、リカバリーの過程などを引き出す役割を担います。

14. ACTの実践D 就労支援(下平美智代:国立精神保健研究所、樺島沙織:ACT-J)
ACTの支援の中で欠かすことのできない就労支援の基本理念から支援技法について学びます。

15. 発達障害を伴う者への支援(西村浩二:広島県発達障害者支援センター)
近年ACT利用者に発達障害を伴う方が増加傾向にあります。そこで、発達障害についての基礎知識と支援方法について学習します。

16. ACTからの卒業(ステップダウン)をめぐって(団体会員限定)(田島光浩・白倉秀司:AI-ACT)
ACT利用者の卒業をめぐって、いかに地域の資源にスムーズに移行していくのか、その方法論と活用できる資源、事例について学びます。

17. ACT入門(3) ACTにおける危機介入(金井浩一:ACTーK)
ACTにおいて危機介入は欠かすことのできない支援です。安易に入院に頼らず、本人のニーズに寄り添った支援を行うための基礎知識や基本理念について学びます。

18. 社会資源としてのWRAP(磯田重行・大平紀子:つばめ福祉会)
近年、広がりつつあるWRAPは当事者のリカバリーにとって大きな役割を果たしています。そこで、地域社会資源としてのWRAPを紹介し、その効果について学びます。

19. ACTの実践E 家族支援(伊藤順一郎:国立精神保健研究所)
ACTの支援の中で欠かすことのできない家族支援の基本理念から支援技法について学びます。

20. 未治療・医療中断者への支援(野口正行:ACTおかやま)
地域からは未治療・医療中断者がACTに多数紹介されてきます。このような方々への支援のあり方について事例を通して学びます。

21. 初期の援助関係づくり(岡崎公彦、ACT-ONE)
利用予定者及び拒否感の強い利用者に対する初期のラポール形成の実際について事例を通して学びます。

22. ACT入門(4) 地域ネットワークの中のACT(桶田昌平、鈴木司:ACT十勝)  
 ACTは地域の社会資源の一つとして機能することが求められます。そこで、ACTが地域に根付くためのネットワーク作りや地域連携の実際について学びます。

パネルディスカッション 「これからの10年 ACTが地域にどう根付いていくか」
司 会   倉知延章:九州産業大学
パネリスト 伊藤順一郎:国立精神保健研究所、吉田光 :日本社会事業大学
三品桂子:花園大学、その他
 日本でACTの実践が始まって11年目を迎えました。わが国におけるACT実践は着実に拡がりを見せています。しかしその一方で、全国にはACTチームがまだ約20チームと、決して多い数とは言えません。今回はACTが地域の中でどのような役割を果たし、社会資源として根付くことができるのか、その点について検討をしたいと思います。

Registration

終了しています。

Contact

福岡大会事務局


九州産業大学国際文化学部倉知研究室気付(担当:倉知(くらち)・新海(しんかい))
〒813-8503 福岡県福岡市東区松香台2-3-1
TEL:092-673-5818 / 092-673-5860
E-mail:actfukuoka2014@yahoo.co.jp